エフィカシーとは その2

エフィカシーが高い人がエフィカシーの低い人に仕事を依頼すると、エフィカシーの低い人達の脳はやらない言い訳を積極的にクリエイティブに思いつきます(クリエイティブアボイダンス)。

逆にいうと、エフィカシーの高い人にとって、現状が満足のいかないコンフォートゾーンの外側にあった場合、その人の脳はコンフォートゾーンに合う世界を作り上げるための方法をクリエイティブに思いつきます。現状がその人の高いエフィカシーに合うように、脳は作り替えようと方法を発見するのです。

ここで重要なのは、ゴールが本人にとってよほど好きなこと、叶えたいことでなければ、エフィカシーは上がってこないのです。本心ではあまり叶えたいとも思っていない一見格好の良さそうな目標をゴールに設定しても、それは本人にとっては嘘のゴールになってしまいます。自分に嘘をついても意味がないのです。ゴールとは心から望むもの。

コーチングはこのエフィカシーを上げること。ここで最大の障壁は、ドリームキラーの存在です。ドリームキラーは、親切心を装って「あなたのためだから」と言いながら、あなたのゴール実現を邪魔してきます。ドリームキラーは親であったり、学校の先生であったり、本人自身であったりします。ドリームキラーは過去のあなたから今のあなたを判断し、エフィカシーを下げてきます。

ゴールを実現させるために、そして、高いエフィカシーを維持するために、自分のゴールを他者に言ってはいけません。want toは心の中に秘めておきましょう。