セルフトークをコントロールしよう

人間は目標に向かって進むようにできている生き物です。

目標に向かって進むためには、自分への否定的な考えを捨てなければなりません。人は言葉で考え、その言葉で映像を作り、その映像を自ら見ることで感情が湧いてきます。この一連の脳の動きをセルフトークといい、普通の人は1日に何万回もこのセルフトーク、自分への語りかけを行なっています。

自分への否定的な考えを捨て、建設的な前向きな考え方を持つために、このセルフトークをまず変えていきましょう。以前も書きましたが、信念や自己イメージは他者からの不用意な言葉や批判で出来上がっています。けれど、他者からネガティブな言葉をかけられたとしても、その言葉に対して頭の中でセルフトークが起こらなければ、脳は他者の言葉を記憶せず、その言葉に基づいた信念や自己イメージが形成されることもないのです。

だから、目標を達成するための信念を持つためにはセルフトークをまずコントロールできるようになる必要があります。大抵の人は「自分なんてどうせ…」だとか「どうせ無理に決まっている…」とか言ったマイナスのセルフトークを気づかないうちにしてしまっています。セルフトークにコンロトロールされてはいけないのです。セルフトークをコントロールするのです。

サッカーの試合なので負けた時、敗因分析をするため負けた試合の映像を何度も繰り返し視聴するのはもってのほか。なぜ負けたのか自分なりにある程度考察できたら、もう前を向いて次の試合のことを考えましょう。

自分にとって思いがけない一見失敗と思われるような出来事にあっても、「この次はこうしよう」「自分らしくない」といった前向きなセルフトークを行い、気持ちを切り替えるのです。失敗やネガティブな自分をスコトーマにすることで、常に建設的な自分を保つのです。

目標に向かって進むためにも、常に前向きで建設的な自己イメージを保ちましょう。その為に、最も重要なことはセルフトークをコントロールすることです。